仕事に限らず、怒られるのは誰でも嫌なものですよね。
会社でひどく怒られた翌日などは、上司や同僚と顔を合わせることさえ憂鬱。
「休めるものなら休みたい!」
しかし、怒られるのは悪いことだけではなくて、人を成長させたり、気づきを与えてくれる大切なことでもあります。
おそらく、この怒られたときの感情を翌朝まで持ち込んでしまっている場合は、怒られてしまった理由について自分自身で整理できてないのでしょう。
今回の記事では人はなぜ失敗をするのか、失敗して怒られた後の心境、どう向き合えば自分の成長につながるかを考察していきたいと思います。
この記事を通して仕事で怒られた後に、どう受け止めてどう行動することがあなたの成長につながるのか、きっとその答えが見つかると思います。
人はミスをするもの。怒られない完璧な人なんていない

仕事で失敗をして上司に怒られると、誰だってヘコみますよね。
慎重に準備して、気配りを欠かさず進めたのに失敗した、なんて誰でも経験があると思います。
こんな時は、悔しくて切なくてどうしても自分を責めてしまいてますよね。
特に仕事をはじめて間もない、新入社員の頃はよくあるのではないでしょうか。
何事にも経験が必要なのです。
学生時代の部活などを、思い出してみてください。
- 新入生は何もわからないところからスタート
- 2・3年生が当たり前にできる事が全くできない
- 2・3年生から新入生を見ると、簡単な事でもミスばかり
という事は良くありますよね。
誰でもわずか数年の経験で、見違えるように成長するのです。
もちろん、部活であればアマチュアの話ですみますが、仕事は別。
5年、10年どころか20年、30年と経験を重ねていきます。
仕事をはじめて最初からうまくいく人は珍しいのではないでしょうか。
失敗は成長のための必要な糧と考えて、必要以上に自分を責めないでください。
前向きに仕事に向かう事が、失敗の痛みを和らげる行動でもあります。
では長く働いて経験をつめば、人は失敗しなくなるのでしょうか?
残念ながら、どれだけキャリアが豊富にあっても、人は必ず失敗します。
人間は機械ではないので、完璧になることなどあり得ないのです。
経験をつめばミスはおのずと減ります。経験に伴って大きな失敗は少なくなります。
あなたがキャリアを積み、スキルが上がれば、より大きな仕事や重要な仕事を任されることになるでしょう。
そうなると仕事の難易度も上がりますよね。
難しい仕事を任されることで、また上司や先輩から怒られることが増えるかもしれません。
でもそれはあなたへの期待や信頼の裏返しなのです
なぜ会社で怒られたのかを考えよう

失敗して怒られた経験なんて記憶から消し去りたいですよね。
しかし、怒られたことに目を背けず、原因や理由を考えるのは大切です。
失敗の中に成功のヒントが含まれているからです。
仕事でおこす失敗には必ず原因と理由があります。
これって考え方を変えれば「伸びしろ」があることになりますよね。
その原因が何かを考え、次に同じ過ちを繰り返さないためにはどうすれば良いか、考え方をかえることによって、自分自身の改善点が浮き彫りになります。
自分自身を見つめ合うことが苦手な人は自己分析を疎かにしがち。
この現実から目を背けてしまっては、自分自身で伸びしろを潰してしまうことになります。
- 「何が失敗につながったのか」
- 「なぜ失敗してしまったのか」
これを考えなくては、また同じ失敗を繰り返してしまいます。
失敗から目をそむけ、ミスを恐れて消極的になってしまったら、それこそ本当の失敗ではないでしょうか。
会社で怒られた翌日に休むのはあり?実は怒る方も気にしてる

大きな失敗をして、これまでにないくらいに上司から怒られると、立ち直れないほどつらい気持ちになりますよね。
翌朝は本当に暗い気持ちになって「会社行きたくない〜!!」なんて思うのは誰でもあると思います。
そのうちにフッと「会社休んじゃおうかなぁ」という想いが心をよぎるかもしれません。
都合のいい理由を考え始めて、気持ちが揺れ始めたりしますね。
こんな時は会社を休むのもありでしょうか?
嘘をついて会社は休むべきではない
つらい気持ちはわかるのですが、やっぱり会社は休まない方がいいと思います。
休もうと思って考えている理由って、結局は嘘ですよね。
こういう嘘をつくと後々心に傷を残すことになりかねません。
「嘘も方便」と言いますが、多少の差はあるにせよ誰でも嘘をつくと思います。
相手を思いやってつく嘘や小さな嘘などは、気にもとめずにいつの間にか忘れるものです。
ですがうしろめたさのある嘘は、ずっと心に残りますし、何かの時に自己嫌悪のもとになるかもしれません。
その嘘にためらいがあるのならば、やめておいた方がいいです。
周りの人はごまかせるかもしれませんが、自分の心はごまかせないのです。
一度、嘘で休んでしまうとまた同じ気持ちに
そして一度、怒られたことで会社を休むと、次の時も休みたいという気持ちがわくものです。
怒られた後や嫌な仕事が入ってくるとすぐに休みたいと思うようになりますね。
そういう気持ちで前向きに仕事ができますか?どんどん消極的になって、スキルアップのチャンスも逃してしまうかもしれません。
怒る側だって気にしている
今度は怒った側の気持ちを考えてみましょう。
あなたを怒った上司や先輩はどう感じているのでしょう。実は怒った上司や先輩も、あなたの事を気にしているはずです。
誰でも相手に感情をぶつけてしまうと、その後の相手の気持ちが気になってしまうものです。
あなたが友人や後輩に怒った時のことを思い出してみてください。
原因が相手にあったとしても、言い過ぎたかな?とか、理不尽かな?と自分の言葉を思い起こしたり、相手の気持ちを深く考えたりしますよね。
そして次にあったときに様子が気になったり、いつもより優しくなれたりしませんか。
上司や先輩だからといって、怒った相手を気にする気持ちに違いはないと思います。
あなたの顔や様子をみて、自分の言ったことがどう伝わったかを気にしているのです。
言葉や態度に出さなくても、心の中であなたを気にかけているでしょう。
もしあなたが会社を休んだら、きっと上司は怒ったことが影響してると思うでしょう。
休む理由が「体調不良」などであれば自分のせいだと考えるかもしれません。
どのような感情を抱くにしても、ポジティブな気持ちではないと思います。
でも会社に行けば上司や先輩は、あなたの様子を気にしくれるはずです。
いつもの振る舞いはできないかもしれません。
ある意味、あなたが試されるとも言えますね。
そうして仕事を続けていくことで、お互いの理解が深まり、信頼につながっていくと思います。
仕事に行きたくない時に考えるべきこと

会社を休みたいとまでいかなくても、仕事に行きたくないと思うのは会社員ならよくあると思います。
そんな時はなんのために働いているのか、働く目的を考えると前向きになれるものです。
大きな目的を達成しようとすれば、そこで感じるつらさや苦しさは通過点として受け入れられるからです。
働く目的とはどんなものでしょう?
- お金を稼ぎたい
- ステータスを得たい
- 家族でしあわせに暮らしたい
人それぞれの目的があると思います。
これらの目的を達成するには、それだけの努力や時間が必要なのがわかると思います。
スポーツをやっていれば経験すると思いますが、つらい練習にたえられるのは試合で活躍したい、結果を残したいという大きな目的のためですよね。
これはスポーツに限らず、勉強や趣味でも同じです。
目的を強く意識できれば、今あなたが感じているつらさは通過点に思えるかもしれません。
仕事は人生の目的を達成するためのものです。
自分の未来像をしっかりイメージして、そのためには何をすべきなのかを考えましょう。
仕事は辛い。しかし乗り越えて強くなる。
仕事をしていれば誰にだってつらい時はあります。
失敗して怒られた時もそうですし、頑張ったのに成果が出なかった時などもそうでしょう。
しかし、この辛い経験から目をそむけていては、何も解決できません。
今後、同じ思いをしないためには、何がダメだったのか、次はどうするべきかを考え、改善していくことが必要です。
どんなに難しく感じたことでも、努力を続ければ解決のきっかけが見つかるものです。
一つずつ問題を乗り越えていくことで自信がつき、どんなことに対しても「必ず解決できる」と思えるようになります。
そのためには問題の原因と理由、さらに対応策を考えることが大切です。
そうやって工夫して乗り越えていくことがスキルやノウハウとなり、あなたを強くしてくれるはずです。
まとめ
今回は仕事での失敗や、怒られた時に何を考えるべきか、そしてどう考えどう行動する事が解決につながるのかを考察していきました。
つらい経験も教訓になる、と前向きに考えてもらえたら幸いです。
嫌な思いやつらいことの中にも必ずあなたを成長させるヒントが隠れているはずです。
そのヒントを見つけ解決するための努力を続ける事があなたを強くし、社会人としての価値を高めてくれるはずです。