仕事をするうえで、大切なことがあります。ずばり人間関係の良し悪しです。
人間関係が悪い職場では、まず報連相がうまくいきませんし、それをすることにストレスを感じ、萎縮してしまします。
逆に、人間関係が良ければ、コミュニケーションをとるのが楽しくなり、仕事の悩みや、上司への報告などがスムーズに行えます。
職場での悪い人間関係といえば、コミュニケーションをとりたくない人が多かったり、仕事の失敗を根に持ち続けたりして、その後の改善ができなくてどんどん悪くなることです。
その中で、上司が自分の事だけしか考えず、部下の悩みに気づけなかったり、いつも叱ってばかりいるなどの環境だと、職場での悪い人間関係の始まりになりますよね。
理不尽な説教でストレスの経験

具体的な例としては、社長の朝礼がいつも2時間くらいあり、しかもほとんどが叱咤や説教です。
社員は、また朝礼で怒られてしまうという気持ちにかられ、朝出社して会社に入るときの挨拶がとても暗いのです。
朝礼前のそうじはもっとひどくなります。
誰もがやる気のない掃除をしているのが目に見えて分かります。
そして朝礼が始まり、説教が始まります。
しかも、毎日毎日ほぼ同じ内容の説教なので、社員のみんなは耳にタコができています。
おそらく大事なことだから何度も説教を繰り返しているのでしょうが、社員としては心の中では、「はいはい社長。もうわかったから早く仕事に入らせてくれよ」と誰もが思って姉妹っています。
反抗するとまた説教になってしまうため、皆黙って聞いています。
また、新人に対して誰も仕事を教えないこともありました。
みんな自分の仕事がいっぱいいっぱいで新人の教育までに手がまわりません。
新人が何か質問をしても親身になって教えるわけでもなく、「自分で調べろ」と言わんばかりに冷たくあしらいます。
これではまた新人が辞めていってしまいます。
私も新人の時に、先輩が具体的な仕事を教えてくれず、何も仕事をしていないときに、上司に理不尽に説教された経験があります。
人間関係に対する不安は昔からもっていました。
悪い人間関係を作る人の特徴
そのような社員との悪い人間関係を作ってしまう人の特徴としては、以下ような人ではないでしょうか。
- 自分の仕事しかしない
- 新人に対して仕事を教えない
- 社員教育を分かっておらずいつもがみがみ説教する
- 仕事以外での交流やコミュニケーションをとらない
まず自分の仕事しかしない人は、基本仕事だけを一生懸命やり、他の社員との会話をしません。そのため、会話は業務的になってしまうし、会話の中に楽しさが全然生まれません。
新人に対して仕事を教えない人は、自分の仕事が忙しいがために新人に教育をする暇がないので何も教えれません。
説教だけをする人は、基本褒めないので、関係は悪くなっていく一方です。その為、そんな人に対しては、報告ごとをするのも億劫になりそこに会話が生まれなくなってしまいます。
仕事以外での交流やコミュニケ―ションをとらない人は、根がとても暗い人で、仕事の話だけをしていいればいいと思っている人です。このような人が一番厄介なのです。
確かに、仕事の話さえしていれば仕事は成り立つこともあります。
しかし、我々は人間ですので、人間らしい一面をお互いに見せたほうが心を分かち合うことができるので仕事の効率がもっと上がるのです。そのことを全く分かっていないのです。
職場の人間関係がうまくいかない時の対処法
自分から話しかける

「自分から話しかけてみること」は第一に勧めます。
他の人が仕事人間で、仕事ばっかりしていて話しかけずらければ、休憩中でも構いません。
とにかく自分からなんでもいいので話しかけることが大切です。
初めのうちは嫌な思いをするかもしれませんが、何回か繰り返していくことで相手も心を開いてきますし、自分も相手のことをよく知ることができます。
根本的に合わないと感じる人もいるかもしれませんが、そこを乗り越えることで、その人と仲良くなれることが待っています。
そして、だいぶ慣れてきたら食事にみんなで行ったり、レクレーションで旅行をしたり、スポーツをしたりすることで、仕事以外でのコミュニケーションをとることができてきます。
相手の趣味や好きなものなどが分かればそれに合わせた会話などができます。
相手が話してこないのであれば、こちらから積極的に話しかけてみるのもいいです。
しかしそうは言っても、中にはそこまで努力をしても心を開かない変わった人種もいますので、あまり深く悩まないようにしましょう。
話しかけることに力を注ぎすぎると、仕事にも影響するので気を付けてください。
いい意味で気軽に考えることが必要なのです。
考えすぎて病気にでもなったら大変です。
よく話し合ってみる
あまり人間関係がよくないなと思っている人とは、出来る限り話し合いをするように努めましょう。
仕事のミスをして、一度その人と険悪になってしまうと、ずっと引きずってしまい、時間がたてばたつほど謝るタイミングを逃してしまうので、ミスをした後にすぐ謝って、改善をする方法を話し合うことが大切です。
それをすることで蟠りがなくなり、お互いに気持ちよく仕事に取り掛かることができます。
これは私も経験しているのでとても大切だと思います。
よくその人とは険悪な空気になることが多いのですが、最近ミスをすぐ認めて、なぜミスをしたのかなどをその日のうちに話し合うようにしました。
すると解決のスピードが速くなり、その人ともいままで以上に仲良くなり、今では、ミスをしても険悪な空気までにはならず、すぐに改善点をみつけ修正できるようになりました。
人によってはいくら話し合いをしても変わらない人はいますが、そういう人はなにをしても変わらないので、逆にあまり関わらないほうがいいかもしれません。
最低限の仕事の会話しかせず、干渉しないようにしましょう。しかし仕事上そういうわけにはいかない場合もあります。
しかし我慢はよくないのでつらいときは誰かに相談することが大切です。
ビジネス会話に徹する
あえてコミュニケーションに対して頑張りすぎず、ある程度ビジネス会話をすることも時には必要です。
プライベートなことまで深入りしていても、どうにも懐に入れず分かり合えそうにない場合の奥の手として使用するのが良いのかもしれません。
本来は、ビジネス会話をすることは人間関係をよくすることには直結しません。
しかし、ビジネス会話でもしないと会話がなくなってしまう場合もありますよね。
最悪の場合、2度とその人との関係が良くなることが無くなってしまう場合もあるでしょう。最低でも、会話を成立させておくことでその人との関係は維持できます。
また、人に寄ってはあえてプライベートな話はせずに仕事として関わる方が関係が上手くいく場合もあるようです。
一方で、その人との関係を維持する必要がなかったり、仕事をその人としなくでも影響がないうえで、自身にストレスがかかるような状況なのであれば、上手に接触しないようにフェードアウト(離れていく)のもテクニックの一つでしょう。
仕事上の目標が、会社として向かっていく方向が一緒なのであればその目標を達成することだけを考え、その人と上手にやっていくことを切り離すのも考え方の一つです。
本当に人間関係に疲れたと思う人は、身近な信頼できる人に相談することをおすすめします。
会社の人だけでなくても良いのではないでしょうか。
誰かに相談することで自分の精神も安定して気持ちが楽になります。
転職も考えてみよう。

今までのことを含め私は、人間関係をよくすることに頑張りすぎる必要はないと考えています。
実際、私は今までに2回転職しています。1回目は、大学卒業して社会人になりたての時、ペアで営業周りをしていた先輩との人間関係がうまくいかないことによる転職でした。
それこそ毎日説教で、仕事もろくに教えてくれず、会話も仕事の話だけでした。
毎日一緒の営業車で営業をしていてストレスになり、病気になってしまいました。
今でこそ回復していますが、辞めてよかったと心から感じてます。
2回目の転職は、実際人間関係は良かったのですが、それも仕事上だけのものでした。
そして現在の職場ももうすぐ転職しようと考えてます。
昔は、1つの会社に定年までいつづけることが当たり前でした。
しかし今はそういう時代ではありません。
自分に合わない職場や仕事であれば、転職するべきです。
私は、飲食メーカー、飲料メーカーを経て不動産会社に勤めています。
今までは職種が定まらず、天職を探している状態でしたが、ようやく不動産という職種が自分に合っていると感じ、この職種で頑張っていくつもりです。
でも職種はかえなくても職場は変えていいと思います。
いろいろな会社で経験することも自分のためになるし、同じ会社にいつづければ会社人間になり、自分の成長を見失います。
いま、転職するか迷っている人はぜひ、私の経験を参考にしてみてはいかがでしょうか。本当の自分を発見するために。