こんにちは!
今回は仕事を辞めたい新卒が1ヶ月で転職する方法について記載します!
確かに、新卒1か月で辞めることによるデメリットはあります。
しかし、第二新卒になっても、転職するのはそれほど難しいことではありません。
第二新卒向けの転職エージェントを利用したり新たな資格を取得したりして、自分に合った転職先を見つけた人もたくさんいますので、安心してください。
この記事はこんな方にオススメです!
- 新卒で会社に入ったけど仕事内容が合わない!
- 仕事がやりたいことと違う!
- 新人で上司や先輩ににいじめられる!
- 会社の雰囲気が嫌だ!思っていたのと違う!
もし少しでも転職を考えているなら、この記事を読み進めてくださいね!
新卒1カ月で退職することは可能?
そもそも、新卒1カ月で退職することなど可能なのでしょうか?
結論から言うと、新卒1か月で仕事を辞めることは可能です。
もちろん、中途採用も同じく可能です。
民法627条を確認しよう。
第627条
- 当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。
- 期間によって報酬を定めた場合には、解約の申入れは、次期以後についてすることができる。ただし、その解約の申入れは、当期の前半にしなければならない。
- 六箇月以上の期間によって報酬を定めた場合には、前項の解約の申入れは、三カ月前にしなければならない。
会社を退職する場合には、民法267条に従う必要があります。上記に記載する通り、『解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了』とされています。
会社に退職申請をすれば、2週間後には雇用契約を解除できる決まりです。
そのため、新卒1カ月でも退職することは可能なんですね。
ただ、これにも条件があるようです。
- この決まりが適用されるのは雇用に期限が無い場合のみ
- 月給制の場合は給与計算期間の前半に解約を申し出る必要がある
つまりは、契約社員など雇用期間が決められている雇用形態に関しては、即日の退職が可能ということになります。
その一方で、正社員に関しては無期限での雇用となるため、法律上は2週間の猶予を持って退職する必要があるようですね。
更にはサラリーマンは基本的には月給制ですよね。そのため、給与計算期間の前半に解約を申し出る必要があります。月末締めであれば、その月の16日までに退職届を提出する必要があるということ。
逆に年俸制の場合など、6カ月以上の期間によって報酬を決める場合には、3カ月前の申し入れが必要なようですね。
就業規則
但し、会社には基本的に就業規則が設けられています。
その中にはもちろん『退職』に関する規定がある会社も存在し、退職については記載されている『退職申し出期間』が適用されます。
もし、退職申し出期間1カ月が適用されている場合には、1カ月前までに退職を申し入れなければなりません。また、最長では3カ月までの退職申し出期間が設定することができます。
ただ、長すぎる退職申し出期間を就業規則に定めることは、『職業選択の自由』を制限することになるので、基本的には最長でも3カ月程度とされているようですね
そのため、基本的に最短2週間、最長3カ月程度の短期離職は可能ということになります。
裏を返せば、労働契約が成立していることから、試験期間中であってもやめることは可能ですが、『今すぐに辞める!』ということは難しいようですね。
会社の就労規則のルールは守る必要はあるのようです。
もし、短期間での退職を考えているなら、就労規則を見直してみましょう。
また、その期間を確認したうえで、退職届を提出しましょう。
つまり….
最短で2週間。
だけど基本的にはそれより多くかかるよ
お世話になったからねー
新卒で会社をすぐに辞めるメリット
一般的に、新卒で入った会社をすぐに辞めるべきではないとよく言われますが、すぐに辞めるメリットはいくつもあります。
メリットとしては具体的に以下のようなことが挙げられます。
- ブラックな職場だった場合被害を最小限にできる
- 早く自分に合った仕事を見つけられる
- 社会人経験があるので転職に活かせる
それでは、一つずつ説明していきます。
ブラックな職場だった場合被害を最小限にできる
ブラック企業の定義は曖昧ですが、サービス残業は当たり前、上司からひどい罵声を浴びせられる、安い給料なのに難しい仕事を丸投げされるなどといった職場でしょうか。
実際はブラック企業ではなく、配属された部署に酷い上司がいる場合も少なくありません。
我慢して無理に働いて体を壊してしまえば、転職活動もままなりません。状況によっては、すぐに辞めることで被害を最小限にとどめることも必要です。
早く自分に合った仕事を見つけられる
仕事には向き不向きがあります。
そのため、新卒で入った会社の仕事が絶望的に自分に合っていないと感じる場合もあるでしょう。
全くスキルアップができない、自分に合っていないと判断した場合は、早く転職してその分新たな経験をして、時間を有効に使うことを視野に入れてみても良いかもしれません。
社会人経験があるので転職に活かせる
新卒ですぐに会社を辞めてしまったとしても、一度社会人になったこと、失敗したことは貴重な経験です。
新卒で会社をすぐに辞めると損すること
新卒で会社をすぐに辞めると、以下のようなデメリットがあります。
- 職業経歴に傷がつく
- 会社や仕事の良さがまだわかっていないだけかもしれない
- 次の転職や再就職が厳しくなる
職業経歴に傷がつく
新卒で採用されてから数か月で辞めると、『職業経歴に傷がついた』ことになります。つまりは『新卒で就職して数カ月で辞めてしまった人』という経歴が付くことになります。
そして一度経歴に傷がつくと、次の転職面接時に採用担当者から良い印象を持たれないのは当然ですよね。
会社や仕事の良さがまだわかっていない
徐々に仕事を覚えて経験を重ねると、仕事が楽しいと感じるようになる場合もあります。
現在の職場で活躍できないまま仕事を辞めてしまうと、実は仕事の楽しさを理解できていないだけだった場合もあります。
そのため、自分が今の仕事・職場に会わない理由を明確に言語化してから退職するようにしましょう。
次の転職や再就職が厳しくなる
短期間で転職を行ったとなると、一時の転職が可能だったとしても、次に転職する時も同じような質問を受ける場合があることは記載しました。
しかし、経歴は次の転職だけでなく、その次の転職時にも判断材料として受け継がれます。
その度に、短期間で転職したことは足かせになりやすいですよね。もし、同じタイミングで面接に挑むライバルがいた場合、必然的に不利になるでしょう。
そのため、できるなら短期間での転職はお勧めできないと言えます。
新卒で退職 その後の職業は?
どんな職業にも転職可能
新卒者が1ヶ月程度で転職した場合、努力次第ではどのような職業への転職も可能です。
最近は企業の人手不足が進んでおり、転職市場は売り手市場です。
そのため、人手不足の企業が積極的に第二新卒者を採用しているケースもあります。
企業によっては、第二新卒者は貴重な存在でもあります。
経歴を重視する業界はNGであることも
中には経歴を重視する業界もあります。例えば、金融系業界などは経歴を重視する傾向があり、第二新卒者はあまり採用しないケースが多くなっています。
もちろん、未経験や経験の少ない第二新卒であっても、スキルや資格を持っていれば金融業界への転職は可能です。
業界や職種によっては、第二新卒で転職することは多少不利になるということは理解しておく必要があるでしょう。
新卒で転職する時のタイミングやポイントは?
新卒で転職する際に気をつけるべきこととは何なのかをご説明しましょう。
転職タイミングは?
新卒で転職するタイミングですが、退職してから転職活動を始めるのはあまりおすすめできません。
無職の期間があると生活費や転職活動のための費用が不足するという問題があります。
また、無職であるという焦りから、望まない転職をしてしまう可能性も高くなります。
そのため、退職前に転職活動を進めておき、転職先のめどが立ってから退職するのがベストです。
転職先で役立つ勉強を!
新卒で転職する場合、社会人経験が豊富な他の転職者と比べると経験の面で劣ってしまいます。
しかし、これからの成長という面では、第二新卒者に分があります。
そこを最大限に生かし、転職先の仕事に役立つ資格を取得したりテキストを購入して勉強したりすることをおすすめします。
若いので新しい知識や技術を吸収するのは難しくないと思います。
転職後も勉強し続けられることをアピールするために、退職するまでにテキストを一冊終わらせる、資格を一つ取るなどの挑戦をしてみましょう。
実際に挑戦をしていることは、転職時の大きなアピールにつながるはずです。
仕事を辞めたい新卒が1ヶ月で転職する方法!
新卒の会社をすぐに辞めて転職活動をする際には、転職エージェントを利用するのがおすすめです。
転職エージェントを利用すれば、転職のプロである担当者がついてくれるため、転職活動のアドバイスをしてくれますし求人情報や企業情報を紹介してくれます。
一人一人の転職希望者に合った対応をしてくれるため、効率良く転職活動を進めることができるでしょう。
まとめ
新卒者が1ヶ月で退職しても、自分に合った転職先を見つけることは可能です。
すぐに会社を辞めてしまうことでデメリットはありますが、しっかり対策することでデメリットを回避することもできます。
また、第二新卒者は今後大きく成長できることを武器に、転職活動を有利に進めることもできるでしょう。
資格取得のための勉強をする、第二新卒者向けの転職エージェントを利用するなどの工夫をすることで、自分に合った転職先を見つけてください。